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毎日使うキッチンを快適に。食品と調味料を無理なく整理

Tags: キッチン整理, 食品整理, 調味料整理, 生前整理, 片付け, シニア

毎日使うキッチンを、もう少し心地よく

毎日の暮らしの中で、キッチンは欠かせない場所です。食事の支度や片付けで、一日に何度も立つ場所だからこそ、少しでも快適に過ごしたいものです。

キッチンの中でも、食品や調味料は気がつくと増えていたり、奥の方で期限が切れてしまったりと、整理が難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

たくさんの物を一度に整理するのは、体力も気力も必要で、つい億劫になってしまいます。しかし、ほんの少しずつ、無理のない範囲で始めることで、キッチンの使い勝手がぐっと良くなり、毎日の家事が少し楽になるかもしれません。

この記事では、キッチンの食品や調味料を、体力的な負担を少なく、心穏やかに整理するための「小さな一歩」をご紹介します。

なぜキッチンの食品・調味料を整理すると良いのでしょう

キッチンの食品や調味料を整理することには、いくつかの良い点がございます。

無理なく始める「小さな一歩」

さて、いよいよ整理を始めてみましょう。大切なのは、一度に全てを完璧にしようとしないことです。「今日はここだけ」と場所を決めて取り組むのが、長く続ける秘訣です。

1. 整理する場所を決めましょう

まず、キッチンの中でも「ここから始めてみようかな」と思える小さな場所を選びます。例えば、

このように、ごく限られた場所から始めるのがおすすめです。

2. 選んだ場所のものを全部出してみましょう

次に、選んだ場所に入っているものを、一旦全て外に出してみます。テーブルの上や、広い場所に新聞紙などを敷いて置いてみましょう。

全て出すのが難しい場合は、半分だけ出す、手前のものだけ出すなど、できる範囲で構いません。

3. 3つのグループに分けましょう

出したものを手に取りながら、それぞれの状態を確認します。そして、次の3つのグループに分けてみます。

賞味期限は、袋や容器に書かれている日付を確認してください。「美味しく食べられる期限」という意味ですので、過ぎてすぐに食べられなくなるわけではありませんが、整理の良い区切りになります。

4. 「使わないもの」をどうするか考えましょう

このグループに入ったものは、基本的には手放すことを考えます。

捨てることに抵抗がある場合は、「無理に一度に手放さなくても大丈夫」とご自身に優しく語りかけてください。一つずつ、「ありがとう」の気持ちを込めて手放していくのも良いでしょう。

5. 「使うもの」を戻しましょう

残った「使うもの」を、元の場所に戻していきます。戻す前に、空になった引き出しや棚を軽く拭くと、気持ちもすっきりします。

工夫次第で、より使いやすく、探しやすくなります。

6. 「迷うもの」の置き場所を決めましょう

すぐに判断できない「迷うもの」は、無理に決めず、一時的に置いておく場所を作りましょう。例えば、「迷い箱」のような箱を用意してまとめておくのも良い方法です。

後日、改めて見直したり、ご家族に相談したりする時間を設けてください。無理に急いで決めなくても大丈夫です。

整理を続けるためのヒント

一度に全部終わらせようとせず、「今日は引き出し一つだけ」というように、小さな目標を立ててください。それが終わったら、「今日の作業はこれで終わり」と区切りをつけ、ご自身を労ってあげましょう。

また、食品を買う前に冷蔵庫や棚の中身を確認する習慣をつけると、無駄な買い物が減り、自然と物が増えすぎなくなります。

完璧な整理を目指す必要はありません。少しずつでも、使いやすくなった場所が増えることを楽しんでいただけたらと思います。

ご家族と一緒に考えてみませんか

キッチンのことだけでなく、整理全般について、もし可能であればご家族に相談してみるのも良いかもしれません。一緒に考えてもらうことで、一人で抱え込まずに進めることができる場合もあります。

この記事でご紹介した方法をご家族に見せて、話してみるのも一つのきっかけになるかもしれません。

最後に

キッチンの食品や調味料の整理は、日々の暮らしを快適にするための大切な一歩です。体力や心の状態に合わせて、無理なく、ご自身のペースで進めてください。

小さな一歩を積み重ねることで、きっと使いやすい、心地よいキッチンに近づいていくことと思います。

応援しております。